繰り返し読みたくなる本。お気に入りのシーンはありますか?

ささめく
Ⓒ1ミリ書店員

こんにちは。
毎日、同じ仕事を繰り返し、同じようなタイミングで同じことを思い、虚しさにまみれている1ミリ書店員です。

心の救済のために、「私は図らずも禅の修行を行っている」と最近思うようにしています。
禅の修行の基本は、「毎日同じことをする」ことだそうです。

修行だと思えば、多少の理不尽や心の疲れもなんのその! ですよね。

1ミリ
1ミリ

ってなるなら、こんなところでこんなこと書いてないんですよ!

改めまして、こんにちは、1ミリサイズの俗な人間です。

今日は、定期的に読みたくなる本のお気に入りのシーンについてお話したいと思います。

読み返しているお気に入りの本やシーンはありますか?

一度読んだ本を繰り返し読むか、読まないかは、人によっても変わるとは思います。

何度でも読みたくなる本。

一度読めば満足する本。

全部読み返すほどではないけれど、特定のシーンはお気に入りの本。

「そんな本に出合うこと自体少ないよ」という方もおられるでしょう。
「どの本も、複数回読むよ」という方もいらっしゃることでしょう。
どういうときに読み返したくなるかも違ってくると思います。

お気に入りの本を読むことで、自分の原点に返ることができるという方の話を聞いたことがあります。

今までの自分に存在しなかった何かや、身に抱えていたけれども言葉にできなかった何かを、その本を読むことによって、つまびらかにし、思い感じることが出来たんだなと、私は考えました。

そこまで高尚なことはあまりできませんが、私にも何度も読み返している本があります。

小野不由美さん十二国記シリーズ本編の一冊目『月の影 影の海』下巻七章からの流れです。
(好きなシーンもありますが、これから読むかもしれない人へのネタバレになりそうなので、ここでは詳しくお伝えできません)

これは、単純にスカっとしたいという気持ちから、読んでいたりします。
今までの経験上、おそらく心がモヤモヤしたときに読みたくなるんだと思います。

こちらの物語を簡単に説明すると、高校生の主人公・陽子が、突然現れた見知らぬ男のせいで、現代日本から、見たこともない異邦の国(異世界)へ渡ることになります。
妖魔といわれる得体の知れない生き物たちから逃げ、身を守りながら、元の世界へ帰るために必死に生き抜いていくというお話です。

これが本当に世界観もお話の流れも良いんです。
かなり乱暴に分類すると、サクセスストーリー(軽っ)です。

個人的には、陽子が巻き込まれる色々な出来事に、心身ともにズシリときます。
でも、一度読み終わっていれば、あとはどこから読んでも自由ですからね!
いいとこ取りですよ。(っていうのだろうか?)

陽子頑張ったよ。
強くなったね、陽子。
と、ねぎらってあげたい。

単純にめでたしめでたしには至りませんが、それでも救われるお話です。
出てくる登場人物たちも個性があって、素敵な人たちばかり。
(もちろん悪いこと考える人もいますが)
私は楽俊というネズミの半獣が好きです。

小野不由美さんの十二国記シリーズをまだ読んでいない方は、ぜひ読んでみてください。

ファンタジーですが、重厚で、読んだら充足感をたっぷり味わえます。

以上、私の読み返している本でした。

みなさんは、読み返したくなる本、繰り返し読み続けている本、ありますか?

余談

ご存じかどうか分かりませんが、『海のエルフィー』というアニメが大好きでした。
子どもの頃は繰り返しそれを観ていました。
VHSで。(「ブラウン管のテレビ」以上に遺物かな?)

内容は、近未来的な技術を使って生活している世界で、エルフィーという女の子が主人公のお話です。
細かいところまでは覚えていないのですが、エルフィーが陸と海の2種族の争いを止めるような内容だったはず。

海に暮す人たちの髪の毛の色とか、ブルー系の色がとても印象的でした。

その作品で、初めてチョウチョウウオという魚を知りました。

私の個人的な印象では、海版の『風の谷のナウシカ』だなあと思っていました。
社会人になってから、ふと思い出して、DVDが欲しくて一時期探していたんです。

1ミリ
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残念ながら、DVDはないようで……。

どうやったら、もう一度観れるだろうか……。

※改めて、久しぶりにネット検索したら、DMMTVで観れそうなことが判明!
え、どうしよう、観たい!

今回も、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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