こんにちは、毎日の本の棚入れは、筋トレです。
上腕二頭筋がたくましくなった1ミリ書店員の、次に読む本の探し方をご紹介します。
突然ですが、皆さんは、自分が読む本をどんな風に見つけていらっしゃいますか?
例えば、
- 追いかけている好きな作家の新刊が発売されたら読む。
- 友達に薦められたり、自分で本屋に行って探す。
- SNSなどのネットでの評判で気になった本。
- 自分の好きな人や尊敬する人がその本を読んでいた、薦めていたから読んでみる。
- テレビで紹介されていたり、新聞に広告が載っていたから気になった。
などなど。
いろんな方法で、次に読む本を探しているでしょう。
本もさまざまなジャンルがあるので、小説と実用書では選び方も全然違ってきます。
最近は、出版社や著者がInstagramやTwitterで情報を挙げてくれることも多いので、本屋に足を運ばなくても、容易に新刊情報は手に入れられます。
1ミリ書店員は、お客様からのお問い合わせで新刊発売を知ることも少なくありません。
その本が欲しい! というお客様の情熱は、アツアツで、書店員もかないませんっ
そういうお問い合わせから、「面白そうだな」と思った本の書名を覚えておいて、あとでじっくり調べたりもします。
欲しいなと思えば、ジャンル担当者に入荷したら教えてもらったり、可能であれば予約します。(そんなときは、書店員もお客さんの顔になってます。もちろん就業中は買えません)
ただ、書店員だからこその、究極の反則(?)技があります。
それは、レジで見かけた本の中から、気になる本を探せるということです。
これを聞いて、本屋で本を買っていただいている方の中には、「どんな本を買っているか見られているなんて、嫌!」と思われたかも知れません。
正直、お会計しないといけないので、見ざるを得ないです。
ですが、誤解がないようにお伝えします。
「誰が買ったか」は、ほとんど見ていません。
実は、よっぽど特殊なお申し出を毎度されない限りは、お客様の印象は記憶にほとんど残りません。
安心してください。基本的に書店員は本しか見ていません。
ただ、どの本が、どんな本と一緒に買われていくのか、ということは結構見ています。(すみません)
例えば、フェアを展開した場合、そこで展開してる本が売れたのか、それとも元々置いてある棚から売れたのかが、気になることがあります。
さらに、同じジャンルの本が2冊一緒にレジにきた場合、親和性が高い可能性があります。
同じ著者ならいざ知らず、違う著者の本なら、一緒に展開すると売れる可能性があります。
(もちろん要検討です。もしそれが、法律の本と超青春胸キュンコミックだった場合、一緒に並べたときの脳みその具合を心配されるのは私です。でもその超青春胸キュンコミックが法律系だった場合は、また違うかもしれません。いや、法律の本が超青春胸キュン系だった場合は……いや……ない、ある?……?? 錯乱)
切実に売上げが上がることを願いながら、どうすればより売れるかを考えて本を見ています。
お金の亡者みたいですが、安心してください。(2回目)
しかし、「それでも嫌!」という方には、お詫びいたします。
引き続き、本屋で購入していただける方には、感謝いたします。
というわけで1ミリ書店員は、レジで見た本が読んだことがあったりすると、一緒に買われている本を、次に読む本の候補としてちぇっくしてしまいます。
さらに、レジに躍り込んできた本が、全部読んだことがある本だった場合は、そっとお客様の後ろ姿を目に焼き付けます。
1ミリ書店員の次に読む本の探し方でした。
今回も、最後まで読んでいただきありがとうございます。