【現実逃避行】東京へおのぼりして、美術を堪能してきました。

ささめく
Ⓒ1ミリ書店員

こんにちは。
忙しさにかまけて、【本の感想】とかほとんど更新出来ていない1ミリ書店員です。

しかし、というか、だからこそ、現実逃避のため、一泊二日で東京の美術展巡りをしてまいりました。
おかげさまで、リフレッシュできましたー。

自分は、家で静かに過ごす方がストレス解消になると思っていましたが、遠出でもリフレッシュできることが判明しました。

その分、休み明けの仕事に襲われましたよ。

あれもこれも、それもどれも急ぎですか?
私しかいないのは承知で聞きますが、それやるの私ですか?

1ミリ
1ミリ

逃げ切れなかったです。

はたして、2日かけたリフレッシュは1日もったのかどうか…。

国立西洋美術館
「パリポンピドゥーセンター キュビズム展 美の革命」

これを観てきました。
キュビズムってよく分からなくて、でも興味があったので鑑賞してまいりました。
正直いうと芸術にそこまで詳しくなく、「好きっ」というくらいの人間です。

今回の展覧会は、パリにあるポンピドゥーセンターから、キュビズムにとって重要な作品をたくさんお借りしたもので、キュビズムでここまで大きい展覧会は、日本では50年ぶりだとか。

さらに、日本初出品は、50点以上あるということでした。

この展覧会について、事前にある程度知識を入れていったのですが、実際観ると、やっぱり不可思議で、面白かったです。

クロード・モネが代表作『印象・日の出』で評論家から印象に過ぎないと言われたことがきっかけで、名前がついた「印象派」同様、ジョルジュ・ブラックの風景画を見た評論家が、「キューブ」(立方体)だと評したことからキュビズムと呼ばれるようになります。

評論家も揶揄した一言だったかもしれないですが、それ使っちゃおうって、自分たちのものにしてしまえる懐の大きさと強さに憧れを感じました。
もちろん印象派に対しても同様です!

キュビズムの代表画家に、パブロ・ピカソとブラックが挙げられます。
ポール・セザンヌの作品を観て、二人はインスピレーションを受けたようです。
セザンヌは、自然の中にある幾何学的な形を単純化して、表現しようとしていたとされます。
木は円柱、オレンジは球、というような。

キュビズムのきっかけや、のちに現れる多くの画家たちの作品を、時代や流れに沿って体系的に理解できるのが、今回のキュビズム展だったのではないかと思います。

とはいえ、個人的にさっぱり「??」なところはありました。

ちなみに、マルク・シャガールがキュビズムから影響を受けていたことは全く知らなかったので、良い勉強になりました。
ふんわりとした、カラフルでファンタジックな印象だったもので…。
本当にド素人です。

この展覧会では、音声ガイドを使用しました。
作品の横にある作品紹介の文字などが、どうしても読みづらくて疲れてしまって。
音声ガイドでは、ボーナストラックとして山田五郎さんのキュビズム・トークもありました。
なんだか安心して聞けました。
Youtube番組もたまに拝聴してますが、本当に知識量がすごいっ。

平日に行けたため、そこまで人であふれかえっていたわけではなかったので、快適でした。
それもシフトで働く人のメリットですね。

余談

美術展などに行くと、いつも気になるのがミュージアムショップです。
ミュージアムショップだけを紹介した書籍とかも出版されてますが、限定グッズとかあったら欲しいですよね。
しかーし、今回はなかなか私の琴線に触れる品物がありませんでした。

1ミリ
1ミリ

ざんねんー。

新幹線で行ったのですが、帰りの車内で千早茜さんの『西洋菓子店 プティ・フール』を読みました。
読み終わったあとに、もだえました。
物足りないっ。
もっとちょうだいっ。
もう一編あるかとページをめくると、パティシエールさんとの対談が。
それは構わない。構わないが…。
身もだえました。

今回も、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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