小説 【本の感想】頭の中で迷子になれる|フレドリック・ブラウン『さあ、気ちがいになりなさい』 【本の感想】頭の中で迷子になれる|フレドリック・ブラウン『さあ、気ちがいになりなさい』 けったいな12の短編集が目白押しの一冊。「なんだ……これ……」という気分が味わいたいなら、読むべきかも知れません。 2023.08.14 小説本
小説 【本の感想】美しい庭園「オーブラン」のある施設で暮す少女たち。なぜ少女たちは集められたのか|深緑野分『オーブランの少女』 【本の感想】美しい庭園「オーブラン」のある施設で暮す少女たち。なぜ少女たちは集められたのか|深緑野分『オーブランの少女』 時代や国、背景が異なる、少女にまつわる5作品が収録。女の子の純粋さやこころの奥に秘めた毒々しい感情、彼女たちのしたたかさをご堪能あれ。 2023.08.14 小説本
ささめく 【本の感想】自分でも意識したことのない自分がそこにいる。足を抜くことができない沼のような短編集|村田沙耶香『授乳』 【本の感想】自分でも意識したことのない自分がそこにいる。足を抜くことができない沼のような短編集|村田沙耶香『授乳』 実際に読んでみないと、このどす黒さは分からない。純文学だからか、村田沙耶香だからなのか。それも、問題だ。 2023.08.03 ささめく小説本
ささめく 【映画の感想】殺人の疑いをかけられた、湿地の少女の物語|「ザリガニの鳴くところ」(2022年) 【映画の感想】殺人の疑いをかけられた、湿地の少女の物語|「ザリガニの鳴くところ」。自分が同じ境遇に陥ったとしたら、大人に身をまかせて流されてしまう自信があります。少女の強さが身に沁みます。 2023.07.29 ささめく小説
ささめく 芥川賞、直木賞(2023年上半期)の受賞作発表!(2023年7月19日) 芥川賞、直木賞(2023年上半期)の受賞作発表! 皆さんは予想と同じでしたか? 市川さん、垣内さん、永井さん、受賞会見お疲れさまです。 2023.07.20 ささめく小説本
小説 【本の感想】目立たない、ささやかな物語をつむぐ|川上未映子『すべて真夜中の恋人たち』 【本の感想】目立たない、ささやかな物語をつむぐ|川上未映子『すべて真夜中の恋人たち』 こうして物語にしてもらわないと、存在を知られることがなかったかもしれない、小さなお話をつむいでくれています。 2023.07.17 小説本
小説 【本の感想】続きが気になって、瞬読できる「王朝版シンデレラ」|田辺聖子『おちくぼ姫』角川文庫 【本の感想】続きが気になって、瞬読できる「王朝版シンデレラ」|田辺聖子『おちくぼ姫』角川文庫。読みやすい文章に、「本を読むのが早くなったかも」と、自分の能力を過信してしまうくらいの早さでした。読み終わるのがあっという間でした。 2023.07.06 小説本
小説 【本の感想】切ないけれど、心あたたまる物語|泉和良『セドナ、鎮まりてあれかし』 泉和良『セドナ、鎮まりてあれかし』早川書房。1ミリ書店員が本の感想を書いています。セドナという惑星の日常が描かれています。SFですが、難しいサイエンス要素はありません。ファンタジー好きの人にもおすすめです。 2023.06.22 小説本
小説 【本の感想】「読んだら読む前には戻れない」を味わえる|ディーノ・ブッツァーティ『動物奇譚集』 生き物への愛というか、情が詰まった『動物奇譚集』。読んだら読む前には戻れないという言葉は、本当だったことを、身をもって感じられます。 2023.06.14 小説本
小説 【本の感想】少女の敵は、一体誰なのか。|逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』 1ミリ書店員です。<本屋大賞2022>大賞受賞作を一年経ってから読みました。本にも旬がありますが、その旬を何度むかえることができるかは、読者や出版社、書店員の熱量によるかもしれません。それらを引き出してくれる力がある作品をお待ちしております。 2023.04.30 小説本