ミステリー

小説

【本の感想】才能と美貌を兼ね備えたひとりの青年は、なにを思い、生きていたのか。今までに読んだことのない、誘い込まれるような物語。|岩下悠子『漣(さざなみ)の王国』

【本の感想】才能と美貌を兼ね備えたひとりの青年は、なにを思い、生きていたのか。今までに読んだことのない、誘い込まれるような物語。|岩下悠子『漣(さざなみ)の王国』 この作品を読んで、自分の知らない日本語が、まだまだたくさんあることを知りました。
小説

【本の感想】2人の若者を通して描かれる、暗くて黒い社会を体感せよ|月村了衛『半暮刻』

【本の感想】2人の若者を通して描かれる、暗くて黒い日本社会を体感せよ|月村了衛『半暮刻』 身近に起こりそうな事件の、そのリアルさに恐怖を感じます。一度ハマルと抜け出せない。沼が見えます。
ささめく

【したためる】17年ぶり新刊発売!|京極夏彦『鵼(ぬえ)の碑(いしぶみ)』

【したためる】17年ぶり新刊発売!|京極夏彦『鵼(ぬえ)の碑(いしぶみ)』 同僚はサイン本を入手しました。しかし、まだ読んでいない様子。なんと、読む用にもう1冊購入を検討しているとのこと。頑張れ!
小説

【本の感想】頭の中で迷子になれる|フレドリック・ブラウン『さあ、気ちがいになりなさい』

【本の感想】頭の中で迷子になれる|フレドリック・ブラウン『さあ、気ちがいになりなさい』 けったいな12の短編集が目白押しの一冊。「なんだ……これ……」という気分が味わいたいなら、読むべきかも知れません。
小説

【本の感想】美しい庭園「オーブラン」のある施設で暮す少女たち。なぜ少女たちは集められたのか|深緑野分『オーブランの少女』

【本の感想】美しい庭園「オーブラン」のある施設で暮す少女たち。なぜ少女たちは集められたのか|深緑野分『オーブランの少女』 時代や国、背景が異なる、少女にまつわる5作品が収録。女の子の純粋さやこころの奥に秘めた毒々しい感情、彼女たちのしたたかさをご堪能あれ。
ささめく

【映画の感想】殺人の疑いをかけられた、湿地の少女の物語|「ザリガニの鳴くところ」(2022年)

【映画の感想】殺人の疑いをかけられた、湿地の少女の物語|「ザリガニの鳴くところ」。自分が同じ境遇に陥ったとしたら、大人に身をまかせて流されてしまう自信があります。少女の強さが身に沁みます。
マンガ

【本の感想】いつもと違うマンガが読みたい! そんな人におすすめのサスペンスコミック|シマ・シンヤ『ロスト・ラッド・ロンドン』

「新感覚」が味わえるクライム・サスペンスコミック。マンガ好きだけど、いつもと違ったマンガが読みたいという人におすすめ。独特な雰囲気にどっぷり浸って。世界は広し、コミックの世界も広し、です。
小説

【本の感想】少女の敵は、一体誰なのか。|逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』

1ミリ書店員です。<本屋大賞2022>大賞受賞作を一年経ってから読みました。本にも旬がありますが、その旬を何度むかえることができるかは、読者や出版社、書店員の熱量によるかもしれません。それらを引き出してくれる力がある作品をお待ちしております。
小説

【本の紹介】SF小説が得意でない人にもお薦めのSF小説集|宮部みゆき『さよならの儀式』

1ミリ書店員が本の紹介をいたします。小説のジャンルってたくさんありますよね。その中でもSFって細かく分類することができるようです。SFに苦手意識があったので、自分の好きな作家をだし(?)にして、SF作品紹介をいたしました。これからは、まず名作と呼ばれるものから読んでいきます。
小説

【本の感想】疲れた心を癒やしたいミステリー好きな人に、おすすめの児童文学|東曜太郎『カトリと眠れる石の街』

東曜太郎『カトリと眠れる石の街』(講談社)をご紹介します。謎解き冒険活劇!? 子どもたちの頑張りに、心が洗われます。