こんにちは。
読みたい本や観たい映画、ドラマがいろいろあって、働いている時間をどうしたらそれに充てられるかを考えている1ミリ書店員です。
仕事を辞めたら元も子もないことは分かっていますよ。
でも、何にも考えない時間も欲しいし、睡眠はこれ以上削れないし……。
贅沢な悩みで、悶々としています。
お金があれば、理不尽な目に遭うこともなく、ほどほどに働ける。
お金よ、湧け!
最近、色々なジャンルの本を読んでいるからか、いつもより本が読めています。
普段は、月に2~3冊(マンガ除く)です。
基本的に移動時間にしか読んでいないため、読書家さんから「少なっ」という感想をいただけそうです。
今まで読んだことのない作家の本を読みました。
以前ブログでも紹介して、他作品を読んだこともある月村了衛『半暮刻』から始まりました。
→坂東眞理子『思い込みにとらわれない生き方』
→千早茜『透明な夜の香り』
→アニメ「進撃の巨人」
→平野啓一郎『空白を満たしなさい』
→たちばなやすひと『「物語」の見つけ方』
そして、現在読書中の坂東眞理子『やらわかい知性』です。
坂東さんの『思い込みにとらわれない生き方』は、なにかの記事を読んだことがきっかけで読みました。
『やわらかい知性』は、『思い込みにとらわれない生き方』で紹介があった本です。
千早さんの『透明な夜の香り』は、YouTube番組の「ほんタメ!」で、あかりんが紹介していました。
あかりんは「恋愛と地獄は、近ければ近いほど良い」という考えをお持ちのようで、趣味が合わなそうだと思っていましたが、結果として今回の本のなかで、一番好きな本になりました。
匂いで嘘が分かる調香師が登場するお話です。
この本に、恋愛と地獄は入っていないと私は思っています。
ありがとう、あかりん。
平野さんの『空白を満たしなさい』は、出版当時に配信された動画を観たことがきっかけです。
ゴッホについてお話しと、「分人」という概念に興味が湧きました。
2022年には、NHKでドラマ化もされていたようです。
たちばなさんの『「物語」の見つけ方』も、著者が「全裸監督」のプロデューサーということと、配信動画を拝見して、自分の人生を脚本のつくりかたになぞらえて考えるという内容に興味を持ちました。
本を読む順番って、後に読む本の内容の受け取り方に、影響を与えますよね。
実際に『半暮刻』を読んだ後、『思い込みにとらわれない生き方』と『透明な夜の香り』のどちらを読むか悩みましたが、小説ではない前者を選びました。
なぜかというと、『半暮刻』の読後感をリセットしたかったからです。
小説のあとに別の小説を読もうとすると、だいたい冒頭がなかなか頭に入ってこないのですよ。
今回は『思い込みにとらわれない生き方』のおかげで、リセットされただけではなく、新しい概念「アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)」を知ることができました。
ご興味があれば、ぜひ読んでみてください。
読書は基本的に、電車の待ち・移動時間、仕事の休憩時間、あと追い込みで読みたいときだけ、休みの日の一部を使います。
休みの日は、本当に休む日なので、あまりいろいろなことをしたくないんです。
よっぽど好みの作品だった場合は、休みの日をたっぷり使ったり、実家に行っているときでも読んでいます。
今回は、千早さんの『透明な夜の香り』がそうでした。
素敵なお話です。
図書館で借りて読みましたが、もう一度あの興奮を味わいたいので、文庫本を購入する予定です。
興奮といっても、いかがわしいとかエロティックな内容ではないのでご安心を。
この本に出会ったことに興奮したんです。
なぜもっと早く読む気にならなかったのだろう、と頭を抱えました。
文庫本を手に入れてから、ブログで紹介しようかなと思っています。
あと、映画やドラマはPCで視聴するので、家にいるときに観ます。
ブログも家で書くので、「進撃の巨人」を観ているときは、まったく書く気になりませんでした。
へへへ。
「進撃の巨人」も観て良かったです。
個人的に理解しづらかった部分もありましたが、もう一度観たらきっと分かる。
ただ、心のもやもやが、くすぶりまくる展開だったので、もう一度見直す気力がいまのところありません。
でも、非常に興味深いストーリーでした。
ちょっと思うこと
オーディオブックを使用すれば、仕事中でも本が読めるのではないかと思っています。
それが使えるときは、本の棚入れをしているときに限られますが……。
なににも遮られることなく作業出来る時間が必須。
まあ、難しいですよ。
なぜなら、棚で作業していれば、お客様に声をかけられます。(従業員が少ないので)
そして、問い合わせだ、本を探せ、と指令がきます。(担当分野が幅広いので)
ポスターとか、POPがはがれたりしているのを見かけたら、貼り直しをします。(ほぼ毎日。少し、イライラしていたら、そのままはがしたりします)
落とし物があれば、回収して然るべき対応をします。(毎日ではありません)
棚に飲みかけの飲料が置いてあれば、回収して捨てに行きます。(毎日ではありません)
ゴキブリが現れるなら、普通の虫スプレーで撃退駆除します。(毎日ではありません)
靴のかかとが落ちていれば、拾ってゴミ箱へ収めに行きます。(滅多にありません)
トンボの死骸もセミの抜け殻も、拾って供養します。(さすがに滅多にありません)
さらに、レジ業務で拘束される時間が長く、一時間の休憩もとります。
したがって、棚で作業できる時間が多くないんです。
そもそも、仕事中にオーディオブックなんて聴こうもんなら、「なんでいけると思ったのか」と、怒る気も失せるくらいのちょっと面白くなった状態の上司から、クビを言い渡される可能性があります。
辞めるわけにはいかないので、試しませんが。
どなたかご経験済みの方がおられますか?
今回も、とりとめもないことに最後までおつきあいいただき、ありがとうございます。