こんにちは!
黄色いくまさんの言葉が大好きな、1ミリ書店員です!
ひと月も更新が出来なかったことは棚に上げて、やっと更新しようと思ったのに、本の感想ではないことは、見逃してください。
伏して、つぶれて、果汁になってお詫びいたします。
お詫びはいたしましたが、そもそもお詫びが必要なほど、このブログを読んでくれている人がどれだけいるんですか? という話です。
ふふふ。
今年に入ってから徐々に感じていたのですが、本屋もここ数ヶ月はコロナ過前のお客様の流れになってきております。
要するに、金土日祝が忙しいということです。
さらに、コロナ過でかなり広く普及した遠方からの配送依頼が減ることはなく、仕事量はプラスα。
ありがたいことですが、減り続けた人員がいっこうに増えないため、従業員がテンテコ祭り。
いずれ誰かが発狂したままレジに立ち始めるかもしれないと、怯えています。
ほぼみんな発狂は罹患済み。
ワクチンも処方薬もはないから、おのれで理性をどれだけ呼び戻せるかが鍵。
そんななかでも、本は読んでおりますよ。
宣言通り、朝比奈秋さんの『サンショウウオの四十九日』、松永K三蔵さんの『バリ山行』を読み、そのあとに何かを読み、詩集とか、教養書とか、マンガもネット小説も読みました。
何を読んだか記録をとらない不精が、このような結果をもたらしました。
本の感想を記事にしている人間のすることじゃないですよね。
すみません。
個人的に芥川賞を受賞するような作品をあまり読まないので、気の利いたことは言えません(いつも言えてない)が、少しだけお付き合いください。
少し内容に触れているかもしれないので未読の方はお気をつけください。
『サンショウウオの四十九日』は結合双生児のおはなし。
見た目はひとりの人間というところが、摩訶不思議に感じるところでした。
なんだか難しい雰囲気の作品でしたが、主人公が子どもの頃に、自分の身体を共有しているもうひとりの子をはっきりと感じたときのシーンが一番印象に残りました。
私のなかでは作品中、ここが一番。
みなさんもそうかも。
急に視界が晴れた様な高揚感、疾走感というか、何かの真理を掴んだような万能感を登場人物と一緒に感じた気がしました。
相変わらず、上手く表現できません!
『バリ山行』は山登りを始めた男性が主人公です。
主人公は会社の山登りサークルに参加しているのですが、会社の先輩で、一人で道なき道を登る「バリ」に心惹かれて……というお話です。
主人公が家庭を持つ男性で、主人公が持つ悩みなどにあまり共感できず、どちらかというと、先輩の心の内をもっと知りたいと思いました。
転職とか会社内部のこととか、ここまで現実感があると、小説の中までそんなのいらないのって思っちゃいました。
これも筆力のなせる技。
好感も嫌悪感も引き出す表現者は、素晴らしい。
余談
使用しているパソコンが古くなり、文字入力しているだけなのに、よくかたまります。
新しいものに替えたいけれど、どれにしていいのか検討中でなかなか決まりません。
そして、
お金、ほしい。
お金、ほしい。
大事なことなので2回言いました。
すみません。取り乱しました。
以上、特にこれといった事件もない近況と、読んだ本のちょっとした感想でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。